11月のブログ

【11月のブログ】
10月はスポーツの秋って事で、色々な競技が行われ
私も色々な競技を見に行く事が出来、非常に楽しかったです。
その中で色々感じる事がありましたので、少しお話し
しようかと思います。

【楽天オープン】
今回は錦織圭選手の欠場という、あまり好ましくないニュースで始まったのですが
世界ランキング1位の【ノバク・ジョコビッチ選手】が来てくれたので、いつも以上の盛り上がりがあった楽天オープンに、私も行ってきました。

ジョコビッチ選手はやはり、全然レベルが違いました。
日本人選手と違うのはもちろんなんですが、ジョコビッチ選手の試合の後に、世界ランキング上位の外国の選手がやったのですが、その試合でさえ、全然面白くなく見えてしまうほど、レベルが一枚も二枚も三枚も四枚も違いました。

ジョコビッチ選手の特徴として【バランス】の良さが上げられます。
バランスというと、『バランスボールに乗って鍛える』とか『体幹を鍛えてブレないようにする』とか色々聴こえてきそうですが、そういったバランスとは全く違うものでした。
ジョコビッチ選手は常に
【重心を自分のコントロール下で動かしている】
という事が出来ていました。

そもそも重心を動かしてプレイしていない選手もいましたが、そういった選手は
左右に振られるたびに、一回一回足で踏ん張って、移動してきた勢いを止め、そして打つというのを繰り返しているので、当然疲れるのが早いですし、勢いを止める事に体の仕事を持っていかれるので、ショットの方に全然力を注げず、弱々しいショットを打つのが精一杯な感じになっていました。

以前有名なトレーナーの方が左右に動いた時の、体の止め方のトレーニングを
一生懸命選手に教えているのを見かけた事があります。
股関節にしっかり乗って〜、股関節の角度が〜、体幹の力が〜、内転筋が〜
など細かく教えていましたので
「ああこの選手はどんどんダメになっていくんだろうなぁ」
と思った事を思い出しました。

「人が転ぶ」という定義をご存知でしょうか?
重心が足裏基底面を越えた瞬間に人は転ぶのです、重心が基底面内にあれば転ぶ事はありません。しかし股関節に乗るなんて事をしてしまうと、重心を基底面の端近くにわざわざ自分から持っていく事をしてしまっているのです。
悲しいかな、上記のようなトレーニングをすればするほど、バランスを崩し易くなってしまうのです。
バランスの能力を上げる為にやっているトレーニングで、バランスを崩し易くなる体を、せっせと作っているわけですから、『知らない』という事は本当に怖い事だと思います。
そのトレーナーが選手を弱くしているわけですからね。おお怖っ。

話を戻しましょう。
重心を動かしてプレイをしている選手もいましたが、自分のコントロール下から外れてしまう瞬間が多く存在していて、それを自分のコントロール下に戻すという、変なタイムロスが生じていて、微妙にタイミングがずれてしまうという現象が起きていました。
テニスはスピードが要求され、かつ繊細なコントロールが必要な競技です。
微妙なタイミングのズレによって、ボールをネットに引っ掛けてしまったり、オーバーしてしまったりというミスを引き起こしている様子でした。

ジョコビッチ選手はその中でもダントツで、コントロール下から外れる確率が少ない選手でした。どんだけ左右に前後に振られようが、重心がコントロール出来ているので、どこからでも嘘だろっていう、すごいショットを返す事が出来ていました。
あの安定性が長年世界のトップに居続けれる強さの秘訣なんだろうなと思いました。

あと感じたのは
【ラケットの持ち方】
これが素晴らしいと思いました。
具体的にどういう風に持っているかというのは、説明が難しいので少し割愛しますが
ラケットの無駄な動きが起きずらく、狙った所に打ちやすく、左右に移動した時にも、移動してきた力がそのままラケットに伝わりやすい、という素晴らしい持ち方をしていました。
なるほどなぁと思わず感心してしまいました。
今後取り入れたい要素でした。

ただジョコビッチ選手も最初は、すごくやりずらそうに動いていました。
使用しているボール自体が非常に打ちづらいボールであったこと、新しくなったコートが動きづらいコートであった事、ボールボーイ達の動きが非常に鈍く、全然ジョコビッチ選手のリズムと合わず『ちゃんとしてくれよ頼むわぁ』と声が聞こえてきそうな程になってました。
なのでジョコビッチ選手は、ギアを1個も2個も3個も下げる事により、それに対応する事によって、アジャストしていました。ギアを3段階くらい下げても対戦相手の選手は全くついていけてなかったですから、そのレベルのは差はどれくらいあるんだろうと笑けてきました。
今度はフェデラー選手などとガチ中のガチで戦っているジョコビッチ選手を観てみたいものです。


【タイガーウッズ選手】
めちゃめちゃ悔しいですが、私が行った2日目が、まさかの雨で中止、、、
色々見て感じた事を書きたかったですが、それは叶わず。
東京オリンピックまで持ち越しですかね。

【井上尚弥選手】
10月ではないですが、先日WBSSの決勝戦
井上尚弥選手vsノニト・ドネア選手の試合を観てきました。
さいたまスーパーアリーナが超満員になるほどの大人気、今ボクシングでこれほどまでに人を呼べるのは井上尚弥選手だけだろうなと思います。

試合開始して1R、準々決勝、準決勝同様、1発で全てを終わらせる程の威力のあるパンチをどんどん打っていく井上選手、それをよけるドネア選手、しかし時間が進むにつれ、完全なクリーンヒットまではいかないですが、徐々に当たり始めるパンチ、こりゃ2R、3Rで試合が終わるだろうなという予感がどんどん出てきた2R、問題が生じました。
ドネア選手の左フックが井上尚弥選手の顔面を捕えました。
1発で形勢が逆転してしまいました。試合が終わった後分かった事ですが、眼窩底骨折と鼻骨を折られてたみたいですね。井上選手だけでなくドネア選手も1発で全てを終わらせる程の威力を持っていたという事ですね。
3R明らかに井上尚弥選手の様子が変わりました。立ち姿が明らかに変わりました。
目が見えないから、お互いの距離感が掴みづらい、かつまたフックをもらう可能性があるという事があったのでしょうね、重心の置く位置が変わりました。
そこから井上尚弥選手は我慢のボクシングをしましたね、フックを常にずーっと警戒しながらも中途半端な攻撃をしかけたら、一気に飲まれてしまうから攻めることもしなければ勝てないし、でも目が見えないし、みたいな苦しさが出ていました。
わずかなスペースを見つけてはカウンターを打つという事を繰り返し、ダウンを奪い、判定で勝つ事が出来ました。素晴らしい試合を見せてくれた両選手に感謝ですね。

井上尚弥選手、ドネア選手共々、骨格の良さに目がいきました。
足から骨盤から背骨から全ての骨が綺麗に積み重なり、いわゆるスッと立っている感じの体をしていました。
井上尚弥選手の前に弟の井上拓真選手のタイトルマッチもあったのですが、申し訳ないですが面白くなかったです。背骨が後ろに落ちてしまっていて、腰が常に引けた状態になっていて、まるでパンツを誰か透明人間に後ろから引っ張られながら動いているのかな?と思うほどになっていました。当然そんな骨格では強いパンチを打つ事は出来ず、ハラハラする攻防は見る事が出来ませんでした。
しかし井上尚弥選手の試合はつねにハラハラがありました。きちんと骨が積まれているので、非常にバランスよく動く事が出来、パンチを避けてもバランスが崩れないですし、目線も崩れないので、次の動き次の動きと一切切れる事なく、スピーディーに動く事が出来ていました。
よくボクシングでは足の力をどんどん伝えて行って、最後に拳まで持って行って、パンチを打つという事が言われますが、骨がきちんと積まれていることによって、初めて力は伝わっていくという事が、井上尚弥選手を見てるとありありと分かりました。
骨がきちんと積まれていないと、どんだけ足を動かしてもその力が拳に伝わるという事は起こらないですね。パンチの打ち方を練習する前に骨格を改善した方がいいのではないでしょうか。
今後どういった道を辿るのかは分かりませんが、いちファンとしては、日本人初の5階級制覇なんて事を見せてもらえたら、たまりませんね^^いまは目と鼻の回復に努めてくださいね。最高の試合でした。