4月のブログ

【4月のブログ】
3月は色々な行事があり、なかなかに忙しくもあり、楽しくもありました
イチロー選手の試合を観に行ったり、多くの子供達対象にセミナーを行なったり、ラグビーの五郎丸選手に会ったりと、刺激を受けることの多い1ヶ月でした。そのなかからお話させて頂こうと思います。

【バッティングセミナー】
長野県で子供達を対象に「足を速くするセミナー」「野球の球速あげるセミナー」
「バッティングの飛距離を伸ばすセミナー」というのをやらせて頂きました。
その中でも「バッティングの飛距離を伸ばすセミナーって何やったんですか?」
という声を頂いたので少しご紹介したいと思います。

まず始めに前提として、ボールというのは「物」です。
ですから、何らかの力が加わらない限り、動くことはありません。
では、バッティングにおいてボールに加わる力はいくつあるでしょうか?
それは2つです。
まず1つが当たり前ですが、【バット】からボールに力が加わります。
そしてもう1つが、【空気】からです。これはあまり観点として持っている方は少ないかもしれませんが、バッティングはボールが空気中を飛んでいく、滞空時間が結構ある現象ですので、この空気から受ける力というのは、飛距離を出す上において、非常に大事です。
が、今回は空気から受ける力の話は置いておきますね。

ではバットから受ける力ですが、この力は
【質量】と【速度】
に比例して大きくなります。
ですから飛距離を伸ばすには
「質量を大きくするか」、「速度を速くするか」、「両方上げていくか」
という方法が存在するのです

では【質量】を大きくする方法ですが、「重たいバットを使えばいいんだ」と思うかもしれませんが、これは「バットの重さ+α」が必要になってきます。
では、その+aは何かというと、それは「自分の体」です。
右打ちの選手なら、加えやすい順として、右手、右肘、右肩、、、となっていきます。
どれだけ多くの体のパーツをバットに+a出来るかで「質量」というのは変化していきます。

さらに【速度】ですが、ヘッドスピードをあげようとする時に、トップの位置から
いきなりスピードを上げていくのは大変です。ましてや筋力や体重の無い小・中学生ならなおさらです。
ですので、速度を上げる方法として
【テイクバックでバットのしなりを作る】
という事を行います
テイクバックでバットのしなりを予め作っておく事によって、ボールを打つ時に、しなり戻りにより、速度を上げる事が容易になるのです。
ヒッチとコックを使って、しなりを作るという事ですね。

【質量】を増やす、【速度】を上げる、この2つの指導を行い、小・中学生のバッティングの飛距離は向上したのです。教えているこちらも、成長していく姿が見えるので、非常に楽しかったです。是非、【質量】と【速度】という観点でバッティングを行なってみてくださいね。


【歴史を作った男・世界のイチロー】
メジャーリーグのオープン戦
シアトル・マリナーズvs巨人の試合を観てきました
去就が注目されている
【世界のイチロー選手】
がスタメンで出場しました。

私はイチロー選手の大ファンです。
というか、野球をしていてイチロー選手のファンでない方はいないかもしれませんね。
私も完全にその1人です^^
そのイチロー選手の大ファンであるからこそ、そしてアスリートの指導者であるからこそ
の観点から今回はお話したいと思います。

結論から言うと
『正直もう厳しい』
と言わざるをえません。

会場と同時に東京ドームに入ると、ちょうどマリナーズの
バッティング練習の時間でした。
イチロー選手もバッティング練習を行なっていました。
がんがんホームランを飛ばすイチロー選手。
飛距離で言ったらマリナーズの中でもトップ3には入る程です。
「なら、まだまだ大丈夫なんじゃないの?」
と思うかもしれませんね。

しかしそれを見ていて私は
『これは厳しいなぁ』
と思ってしましました。
それは何故かと言うと
『他の選手に比べて、ミートポイントが明らかに違う』
からです。
体重移動をしっかり行い、バットをしっかり走らせて、ミートポイントをしっかりピッチャー側(かなり前)で捉えて飛距離を出していたのです。
そりゃその打ち方をすれば、誰でも飛距離は出ます。
ホームラン競争とかなら大丈夫なのですが、実際の試合ではそうはいきません。

他のメジャーのバッターは全く逆でした。
しっかりボールを引きつけるだけ引きつけ(右打ちの場合、右足の前くらいまで)
重心移動は最小限で、打っていました。
150km/hが当たり前で、かつ、メジャー特有の動く球を打つ為には、その打ち方でないとなかなかに厳しいです。
後ろで見ていた方が
「つまって打ってるように見えるんだけどなぁ」
と言っていましたけど、まさにその通り、いわゆる日本の野球でのミートポイントは
かなり前ですからね。一般的にはつまって見えるくらい引きつけれて、かつ、飛距離が出せる、それがメジャーのバッターなんですね。

試合が始まるとその予感は的中してしまいました。
3打席0ヒット
しかも2打席目の見逃し三振は、全くタイミングが合ってませんでした。
やはりプロの世界、しっかりとボールを見る時間が稼げて打てないと、簡単にタイミングを外されてしまうんだなと思いました。しかも巨人のあまり有名でない投手にですから、ちょっと切ない感じになってしまいました。

イチロー選手の代名詞
【レーザービーム】
試合の中でもセカンドからのタッチアップを阻止していました
会場もその日1番の歓声が上がりました。
私も見れてかなりテンションが上がりましたが
やはり全盛期のイチロー選手から比べると、その質はだいぶ落ちてしまったなぁ
と、これまた切なくなってしまいました。

私はイチロー選手がまだ日本にいる時(メジャーに行く直前のバリバリの時)
実際に試合を見に行った事があります。
その時、イニング間のキャッチボールに度肝を抜かれたのを覚えています。
ライトからレフトに投げる時にほとんど上に目掛けて投げずに
セカンドからファーストに投げるくらいの真っ直ぐ直線的に投げたのです

投げ出した瞬間
「えっ、それで届く??」
と思ったのですが、ボールは全く落ちる事なく、レフトの選手の胸に構えたグローブに
ストライク送球だったのです。
放物線と言う言葉はイチロー選手には通用しないなと感じた瞬間でした^^
ボールに加わる回転がめちゃめちゃ綺麗で回転数が多いので全くボールが落ちないのです
(今回は細かい揚力などの物理的な話はやめておきますね)

キャチボールをしていて、胸に構えたグローブに投げるつもりでも、人は勝手に放物線を計算して顔辺りに目掛けて投げて、放物線を描いて胸のグローブに届くように投げます。
しかし、ボールの回転が良くなってくると
「グローブに目掛けて投げて、グローブに届くように投げれるようになってきます」
文字におこすと当たり前だろって感じなんですけど、グローブ目掛けてグローブに向かって投げるっていうことは、本当に近くなら可能ですけど、ちょっと距離が開くとかなり
難しくなってきます。それがましてやライトからレフトだったらおそらく感覚的には不可能でしょって思うと思います。
それが出来ちゃうからイチローなんですよねぇ^^

空中に向かって投げて、放物線を計算して胸に届くように投げないといけないと
色々な感覚的な計算をしないといけなくなってきますが
胸に向かって投げて胸に届けば、当たり前ですけど
【コントロールが抜群に良くなります】
イチロー選手のレーザービームはコントロールも抜群です。
ここしかないっていう場所に見事に吸い込まれるように投げられます。
その抜群のコントロールは
【グローブに向かってグローブに届くように投げている】
から出来る事だと思います。

しかし今回の試合では、かなり空中に目掛けて投げていたので
私としては、やはり切なくなってしまったのです。

間違いなく日本の野球という歴史の1ページにでかでかと名前を残したイチロー選手
本当にお疲れ様でした。
ありがとうございました。

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