9月のブログ


・当たり前の事からしっかりと考える

結構投げる事を種目としている選手にお話する事ですが、皆さんへぇ〜と言いますし
野球の指導者の方などに話しても、初めて聞きましたと言われることが多いので
少しお話したいと思います

空気中を飛んでいく物体には4つの力が加わります
進行方向に【推力】進行方向反対に【反力】
地面方向に【重力】天井方向に【揚力】
の4つの力が加わります
飛んでいく物体の速度や距離にプラスとして関わる力は
【推力】と【揚力】
です。
ですので、投げる事を種目としている競技は
いかに【推力】と【揚力】を増やして行くことが出来るか?
というのが、指導の目標としてトレーニングをしていくのです
どうですか?すごく当たり前じゃないですか?

では【推力】を増やしていくにはどうしたらいいのか?
それは当たり前ですが、飛んでいく物体を押さないといけません
ですので、押す範囲を長くする事、押すスピードをあげていく事を
これまた目標として練習していくのです
ですから「押し始めのタイミング」が非常に重要です
そのタイミングが合っていないと、せっかくしっかり押せているのに
押す量が減ってしまい、十分に押し切れず、物体が飛んでいってしまうということが
起こってしまいます
どうですか?当たり前の事しか言ってないですよね

では物体を押すのは体のどこの部分かと言うと
大抵は【手】ですね
ですから、物体と手の関係、つまりは【物体の持ち方】というのが
非常に大事になってくるので、1番押せる持ち方を
探す練習はしていかないといけませんね

【揚力】を増やしていくにはどうしたらいいでしょう?
揚力は物体が空気からもらう力ですから、物体が空気中をどのようにして
飛んでいくのかが大事になってきます
圧力差によって生じる力ですの、物体を介して空気中に圧力差を生じさせてあげれば
大きな揚力を獲得する事が出来ます
どのように圧力差を生じさせるかというと、物体の【回転数】を上げることにより
空気中に圧力差を生じさせます

と、ここまでをまとめると、投げる種目において、速度や距離を求めるなら
【推力】と【揚力】を獲得させる為に
【物体を押す】という事と【物体に回転をかける】
という事を両立させていけばいいのです
これはボールなどの球体を投げる時も、やりなどの物体を投げる時も同じです

どうでしょうか?ここでお話したのは、物体におこる物理学の話なので
物体に対して当たり前におこる現象です
この辺りを理解した上で
じゃあこの現象を作り出しやすい骨格はどういう骨格なのかな
という事を指導していかないといけないのです
逆に言えば、ここがしっかり出来れば必ずパフォーマンスはあがるので
指導に迷う事はなくなるんではないでしょうか?
あと、まぐれでパフォーマンスが上がる指導が出来た、というような事もなくなると
思いますよ。確実に選手のパフォーマンスをあげていくことが出来るようになるのではないでしょうか

・井上尚弥選手

先日、井上尚弥選手が、WBA世界バンタム級のベルトを獲得して3階級を制覇しました
そして10月からWBSSバンタム級最強トーナメントが行われる予定です
ここでもその強さを見せつけ、頂点に立ってもらいたいです
ちなみに私もチケットの予約をしたので、非常に楽しみです^^

井上尚弥選手の試合を観ると、「強ぉ!」と思わず声が漏れてしまうほど
強いです
ではその強さは一体どこから来ているのでしょう?

私は井上尚弥選手は、世界でも数少ない
【重心・背骨】を使って戦う事が出来る選手だと思います
ほとんどのボクサーは右軸、左軸の2つを使いパンチを繰り出し
ディフェンスも行います
日本の指導でよく言われる、右の股関節にのる、左の股関節にのるという指導が
この戦い方を作り上げている一旦であるとは思います
左の股関節に体重を乗せ、左軸からのモーメントを使って右ストレートを放つ
というのが、多くのボクサーに共通する体の動きです
この2つの軸を行ったり来たりしながら戦いを行っていきます
2つの軸が離れてしまうと、モーメントが大きくなり、動きが遅くなってしまったり、相手のパンチが入ってくるスペースが出来てしまうので、パンチをもらいやすくなります
ですからこの2つの軸が離れないようにキープして、軸の幅を狭くして戦う事が出来る事
が大事で、それが出来ている選手が、日本チャンピオンになったり、世界チャンピオンになったりしています

しかし、2つの軸で動いている選手は【重心・背骨】を使って動く事が出来る選手と戦うと
手も足も出なくなります
【重心・背骨】を使って動く事が出来る選手は、2つの軸の行き来で動いているわけではないので、3Dで360°どこからでも入ってくる事が出来ますし、どこからでもパンチを打つ事が出来ます
これをやられてしまうと、2つの軸で動いている選手は対応出来ません
何人かの日本人世界チャンピオンが、パンチが全然見えていない相手と戦い
今までの連勝記録を止められてしまうという事がここ数年で何回か起こっています

疲れてきても2つの軸の距離が離れず戦い続けれる能力は素晴らしいのですが
【重心・背骨】を使って動く相手が来てしまうとどうしようもないという感じです
「苦手な相手だった」の一言ですませてしまってもいいかもしれませんが、今の世界のビッグネームの選手はみな【重心・背骨】を使って動くことが出来る選手ですので
目をつむっていい所なのかどうなのかは微妙な所です
本当にメジャーな階級の強いチャンピオンになりたかったら、獲得しておいた方がいい能力なのではないでしょうか?目指すだけでも、プラスに働く事は明確ですからね

今の日本人選手のなかでは唯一、井上尚弥選手だけが【重心・背骨】を使って戦う事が出来る選手だと思います
その井上尚弥選手を生で見る事が出来る、、、楽しみで仕方ありませんね^^

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